2016年7月29日金曜日

神の島“久高島”海の彼方のあの世「ニライカナイ」にいちばん近い島

こんばんわ、沖縄大好きシーサーです。

今日は、神の島“久高島”の紹介です。沖縄には神に見守られ、神と共に存在すると言い伝えられる島があります。その島とは沖縄本島南部の南城市沖合5キロに浮かぶ久高島です。海の彼方のあの世「ニライカナイ」に一番近い島と言われ、琉球開闢(かいびゃく)の祖アマミキヨが天から舞い降りてきて、ここから国づくりを始めたという琉球の聖地・パワースポットです。


那覇市内から車で約1時間程度で南城市の知念岬に到着。ここは初日の出のスポットとしても有名で元旦になると大勢の人がひと目初日の出を見ようと集まる場所でもあります。琉球のもうひとつの聖地・斎場御嶽のすぐ近くにこの知念岬公園があり、青い空と水平線を眺望できる絶景スポットです。そうこの知念岬から遥か5キロの海上に見える島が神の島と呼ばれる久高島です。知念岬から見ると本当に平坦な島で海と同化していてなかなか分かりにくいかもしれません。

          <知念岬公園>

          <知念岬から眺望した久高島>

南城市安座間(あざま)港から高速船を使うと約15(フェリー25)で着いてしまいます。安座間港には無料駐車場があるのでレンタカーで安心してお越し頂けますよ。久高島・徳仁港に到着すると久高島船待合所があり、付近は眺めのいい公園になっています。ガイドを付けて歩いて回るも良し、レンタサイクルもあるので自転車でのんびり島を巡るのも良し、はたまた夏は、そのまま港脇にあるビーチへ直行して海水浴を楽しむも良し。上陸してわかるのですが、どこか時の流れが違うような、沖縄本島とはまた違った雰囲気が何とも言えませんでした。

本当に海もきれいで、海水浴も楽しむことが出来ます。久高島には美しい砂浜が点在してるのですが、有名なのはニライカナイから五穀の種子が流れ着いた場所で島の農耕発祥の地と言われる「イシキ浜」、徳仁港から徒歩5分程度、キャンプ場も隣接している「めーぎ浜」、久高島の星砂の浜と言われる「うぱーま」などがあります。ちなみに「うぱーま」とは沖縄の方言で「広い浜」という意味です。※星砂をはじめ島の植物、サンゴから岩、石ひとつに至るまで島外に持ち出すことは禁止されています。

          <徳仁港より徒歩5分・めーぎ浜>

今回は、島のガイドこと西銘さんの案内で歩いてのんびり回りました。徒歩でもゆっくり歩いて約1時間程度の所要時間でしたが、島の集落からめーぎ浜、神の畑とよばれる「はんちゃたい」、外間殿(ふかまどぅん)、久高島宿泊交流館というNPO法人久高島振興会が運営している宿泊所を巡ることが出来ます。交流館には島の秘祭イザイホーの写真や島の歴史に関する資料などを展示した久高島民俗資料館が併設されています。久高島のことを知るならここは必見の場所です。

集落を歩いてるとウミヘビ「イラブー」の燻製を背中に担いで原チャリに乗るおじさんに出会いました。一見、黒く細長い備長炭のような感じなのですが、よく見るとウミヘビこと「イラブー」の燻製ではないか!びっくり!ひえーという感じでしたが、イラブ-汁を飲むと半年分の元気がもらえるという久高島の名物にもなっています。島の食事処でも食べることが出来ます。※時期によって食べられないこともあります。悪しからず。

久高島は島そのものが神聖な場所として信仰されているので神事が行われる時期は立ち入り禁止になります。また神事が行われていなくとも立ち入り禁止区域や観光客が参加できない行事があるので注意が必要です。詳しくは事前にHPで確認するかまたは下記、NPO法人久高島振興会まで予めお問合せ頂いてから出かけることをおすすめします。琉球王国のルーツを辿るスピリチュアルな旅をするなら久高島は外せないでしょう。近年、訪れる観光客も年々増えているようです。あなたも沖縄へお越しの際は、是非お出かけください。


NPO法人久高島振興会
電話:098-835-8919   http://www.kudakajima.jp/
【久高島へのアクセス】
那覇空港よりレンタカーで約1時間(沖縄高速道・南風原北IC経由)
安座真港から徳仁港まで高速船で約15分、フェリーで約25
【出航時間】
<安座真港⇒徳仁港>
1便 9 高速船
2便 10 フェリー
3便 1130 高速船
4便 14 フェリー
5便 1530 高速船
6便 1730分(夏季)、17時(冬季) フェリー
【料金】
高速船:片道760円、往復1460

フェリー:片道670円、往復1280



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